毎日の掃除に使うアイテムは、できるだけ手に取りやすく、さらにストレスなくすぐに使える場所に置いておくことが、掃除を習慣化するための大切なポイントです。
掃除道具が遠かったり取り出しにくかったりすると、つい掃除自体を先延ばしにしてしまうもの。
逆に、さっと手に取れる場所に置いておけば、気づいたときにすぐに動けるため、部屋を常に清潔に保ちやすくなります。
この記事では、毎日の生活の中で頻繁に使う掃除アイテムを、どのように置けばより使いやすくなるのか、そのベストな場所選びの考え方をご紹介します。
さらに、実際にどこにどう配置すればよいか、具体的なレイアウト例も交えながら、すぐに取り入れられるアイデアをたっぷりお伝えしていきます。
掃除をもっと身近に、もっとラクにするために、ぜひ参考にしてみてください。
【置き場所を選ぶポイント】
1. 「使う場所の近く」に置く
掃除達成のハードルを低くするには、当然ながら「使う場所の近く」に掃除アイテムを置くことが重要です。
わざわざ取りに行かなくても済む場所に置いておけば、掃除のハードルがぐっと下がり、日々の掃除が自然と習慣になります。
例えば、リビング用のハンディモップやクイックルモップは、リビング周辺のシェルフやサイドボードの中に置いておくと便利です。
また、テレビ台の脇やソファの裏など、すぐに手が届く場所に専用スペースを確保しておくのも効果的です。
2. 一括して組み合わせる
バラバラと個別に掃除道具を置くよりも、ボックスやコンテナに一括してまとめて置くと、必要なアイテムがすぐに見つかり、掃除のモチベーションも上がります。
掃除グッズをセットにしておくことで、「これが揃っていればすぐ掃除できる」という安心感が生まれます。
例えば、ハンディモップ、除菌スプレー、クロスなどを一つのコンテナに入れて、使う部屋ごとにスタンバイさせておくと、移動の手間も省けて非常に便利です。
特に、忙しい朝や帰宅後のちょっとした掃除には、このような「一括管理」が大きな力を発揮します。
3. 隔離を作らない
掃除アイテムは、できるだけ「出し入れしやすい場所」に置くことが大切です。
わざわざドアを開けたり、棚の上に登ったりする必要があるような場所に置いてしまうと、取り出すのが億劫になり、掃除のタイミングを逃してしまいます。
理想は「手を伸ばせばすぐ取れる」「ワンアクションで使える」場所に置くこと。
例えば、オープンシェルフやカゴ収納を活用して、見える収納にしておくと、道具を探すストレスもなくなります。
掃除がしやすい環境を作ることで、自然と清潔な空間を保てるようになります。
【レイアウト例】
１. リビング：掃除席シェルフ
リビングは家族が集まり、日常的に活用するスペースです。
ここが清潔に維たれていると、家の全体的な印象も良くなります。
そのためにも、簡単な掃除用アイテムを近くに置いておくと良いでしょう。
例えば、ハンディモップや筋先の長いクイックルワイパーをコーナーシェルフの下段に置いておくと、目に入りやすく、すぐに取れるため便利です。
さらに、コーナータイプのものなら網戸やドアハンドルに掛けることもでき、効率的にスペースを有効活用できます。
おすすめのレイアウトとしては、テレビの裏やソファの側、またはリビングに立てたサイドテーブルを設置し、そこに手元道具を置いておくとよいでしょう。
近くにあるだけで、汚れを見つけたその場ですぐ対応できるため、大掛かりな掃除をする手間も節約できます。
また、掃除道具を有効的に組み合わせるために、小さなバスケットを用意し、その中にミニスプレーや乾干式クロスを置いておくと、さらに便利になります。
大事なのは、自分や家族がすぐに手を伸ばせる場所を選び、毎日の生活の中で習慣化していくことです。
わずかな努力が、日々の清潔を大きく引き上げてくれるはずです。
２. トイレ：平角に置くブラシ
トイレは、汚れやニオイな臭いを防ぐためにも、毎日こまめな掃除が必要な場所です。
汚れを放置してしまうと、すぐに障みになり、気になる臭いも発生してしまいます。
そのため、平角の視界に置き、自然と目に入るようにすることが大切です。
汚れを見つけたその場で、無理なく、スムーズに掃除ができる環境をととのえましょう。
そのためにも、短い手先で操作できるタイプのブラシを選ぶと良いです。
短いハンドルは、振り返しや引っ掛けなどの動作が楽になり、すみずみずしい手際で、清潔な状態を維つことができます。
さらに、掃除後に俄素と付着しないよう、水切れのよい素材を選んだり、使用後は仕分けたホルダーに置くなど、簡単に保管できる実用性も重視すると良いでしょう。
３. 浴室：黒カビブラシ
浴室は、水渋れやカビの発生を防ぐために、使用後にすぐに掃除するのが理想的です。
浴室は水渋れが残りやすく、放置しておくと黒カビなどが発生しやすい環境です。
これを防ぐためにも、毎日の簡単な掃除が効果的です。
そのため、サッと水切れする黒色タイプのブラシを浴室の手に取りやすい場所に置いておきましょう。
水がたまらない構造のものを選ぶと、使用後もいちいち保管の手間をかけず、清潔を維てやすくなります。
また、ひもがないタイプを選ぶと、かけた時にも水渋れせず、通水性も良く便利です。
持ち手のフックがないデザインなら、持ちやすく使い勝手も良くなるでしょう。
浴室に置く場所は、通水や振動でずれることのない保管しやすい場所を選び、日々使った後は水渋れを消して保管するよう心がけましょう。
このような小さなコツコツが、浴室全体を清潔に保つようとするための大きな効果を生むのです。
４. くつ箱：スティック型のはたき
くつ箱周辺は小さな空間であるがゆえに、有効活用するとスペースを最大限に生かせる場所です。
そこに、さっと取り出せるスティック型のはたきを置いておくと、入り口でこまめにチリを払う習慣が付き、家全体への汚れ持ち込みを防げるようになります。
スティック型は低い位置や充切したすき間に置きやすく、持ち手も簡単で、汚れを見つけたその場でサッと掃き取ることができます。
さらに、少し長めのスティック型なら、高さのあるくつ箱の裏や周辺も楽に掃除でき、くつ箱全体の清潔を簡単に維てられます。
このように、こまめなことを続けることで、入り口周辺をいつもスッキリさせ、客様や家族に良い印象を与えることにもつながります。
こまめな作業を習慣化するだけで、大きな清潔策になるのです。是非、あなたのお家でも試してみてください。
【まとめ】
掃除を簡単に習慣化するためには、使う掃除道具をすぐ使える場所に置くこと、そして隔離を作らないことが緊要です。
違う部屋まで掃除道具を取りに行かないといけないような手間をはぶくことで、汚れを見つけたその場ですぐ対応できるようになります。
「手に取りやすい」というだけで、日々の掃除がぐっと楽になり、なおかつ、家の清潔を維つことが簡単になります。
手の届く場所に道具があれば、わずかな時間ででも、日々のチェックやプチ掃除を簡単に行えるようになるので、結果として大きな達成感や清潔な環境づくりに繋がります。
ぜひ、あなたのお家も、今いちど掃除アイテムの置き場所を見直してみてください。
少しの改善でも、毎日の掃除の手間が累積され、結果的に大きな時間とエネルギーの節約につながります。
より清潔でストレスフリーな生活を目指して、日々を楽しんで過ごせるようにしましょう。
